2024/09/28 18:00
おさんぽ神保町38号できました!
神保町ファンのみなさまお待たせいたしました!
おさんぽ神保町38号、10月1日発行しております。
今号も変わらずのご愛読をよろしくお願いします。
38号 2024年 5/1発行
配布場所はこちら!
〈読者プレゼント〉
神保町シアターご招待券をペアで10組20名様
神保町シアター【http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/】
・読者優待
Hair Lounge THEORY、パルモ神保町接骨院から素敵な特典!
内容紹介
・巻頭 第32 回神保町ブックフェスティバル
・特集 神保町 昭和レトロ探訪
・神保人に逢いたい 大丸やき茶房 竹内康悦さん
・沢野ひとしの神保町から中国大陸へ 第10回 広州の思い出
・神保町の襷を追って 北井商店
・帰って来た!のんべえ古書店主の「ちどりあし神保町」 四川大衆 ハオワール
2024/09/15 11:32
第32回 本の街神保町ブックフェスティバル開催!
秋の吉例! 本の街の本まつり
第32回 本の街 神保町ブックフェスティバル
日時
2024年10月26日(土)10:00~18:00
10月27日(日)10:00~18:00
*「こどもの本ひろば」は両日とも17:00閉場
第64回 東京名物神田古本まつり協賛 10月25日(金)~11月4日(月)
会場
神田すずらん通り、さくら通り、神保町三井ビルディング公開空地
▼ワゴン配置図(PDFはこちら) ※出店内容は、当日都合により変更となることがあります
EVENT SCHEDULE
第32回 神保町ブックフェスティバル イベントスケジュール
10月26日(土)
♪お茶の水小学校「マーチングバンド」
●出演:千代田区立お茶の水小学校の皆さん
●11:00~11:30 ●会場:さくら通り中央特設会場
♪共立女子大学「吹奏楽コンサート」
●出演:共立女子大学 吹奏楽団の皆さん
●12:30~13:00 ●会場:さくら通り中央特設会場
●共立女子大 地域応援ゆるキャラ 「じんぼうチョウ」も応援にきます。
第19回ちよだ文学賞授賞式
●13:30~14:30 ●会場:さくら通り・住友商事神保町ビルエントランス
■主催:千代田区
♪「救世軍ブリティッシュブラス」コンサート
●出演:救世軍ジャパンスタッフバンド
●会場:救世軍本営前 ●日時:10月26日(土)13:30~14:00
神保町よしもと漫才劇場「お笑いライブinブックフェスティバル」
●出演:未定
●10月26日(土) 14:30~15:00
●会場:さくら通り中央特設会場
●神保町よしもと漫才劇場メンバーがブックフェスを盛り上げます!是非お立ち寄りください!
♪明治大学フラサークルKa Nani Hōkū 「フラ」
●出演:明治大学フラサークルKa Nani Hōkūの皆さん
●15:00~15:30 ●会場:さくら通り中央特設会場
10月27日(日)
♪神田一橋中学校「和太鼓演技」
●出演:千代田区立神田一橋中学校和太鼓部の皆さん
●11:00~11:30 ●会場:さくら通り中央特設会場
♪共立女子大学フラ部 「フラ(フラダンス)」
●出演:共立女子大学フラ部の皆さん
●12:30~13:00 ●会場:さくら通り中央特設会場
神保町よしもと漫才劇場「お笑いライブinブックフェスティバル」
●出演:未定
●10月27日(日) 14:00~14:30
●会場:さくら通り中央特設会場
●神保町よしもと漫才劇場メンバーがブックフェスを盛り上げます!是非お立ち寄りください!
ブックフェス外イベント紹介
本の学校・出版シンポジウム2024~書店、地域、出版が生き残るために~
本の学校では「本との出会いを創り、育む/知の地域づくり」を指針に、セミナーやシンポジウムを開催しています。
2024年秋は、出版シンポジウムと題して、書店、地域、出版業が生き残る策を考えます。
■10月27日(日)12:00~17:30(交流会18:30~20:30)
■会場:専修大学神田キャンパス7号館3階(千代田区神田神保町3-10-1)
●分科会
第1分科会(12:00-13:30):作家が「軽出版」をやってみたら見えてきた出版業界ここがフシギ
第2分科会(14:00-15:30):地域での書店、図書館の活動報告
第3分科会(16:00-17:30):「書店が生き残る」ためにいま、何が必要か~『2028年 街から書店が消える日』延長戦~
■主催:特定非営利活動法人 本の学校
■後援:日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本書店商業組合連合会、書店新風会、出版文化産業振興財団、版元ドットコム、日本出版学会、専修大学文学部
■どなたでもご参加いただけます。参加費ほか詳細、お申し込みはこちらまで
こどもの本ひろば
「絵本・児童書ワゴンセール」有名な出版社が勢ぞろい!
●10月26日(土)10:00~17:00 10月27日(日)10:00~17:00
●会場:神保町三井ビルディング公開空地
「紙すき体験」 主催:集英社 協力:公益財団法人 紙の博物館
人気の紙すき体験が今年も登場。集英社のマンガキャラクターたちがスタンドPOPで応援!
●10月26日(土)・27日(日) 各1回目11:00~12:30 2回目14:00~15:30
●会場:神保町三井ビルディング公開空地内 ■参加無料(1回につき先着100名様)
「世界史探偵コナン」シールラリー 主催:小学館
こどもの本ひろばのポイントを全部回ったら景品プレゼント!
スタート地点で「世界史探偵コナン」の台紙をもらってシールラリーをはじめよう!
●10月26日(土)27日(日) 各10:00~15:00
●会場:神保町三井ビルディング公開空地内
■参加無料 (小学生以下が対象です)
©青山剛昌・小学館2020
神保町応援ゆるキャラ「じんぼうチョウ」出演
●10月26日(土) ●11:30~16:00(時間内不定期)
●共立女子大学 建築・デザイン学部の学生さんが製作しました!
こどもの本ひろばにも応援にくるよ-。
あおぞらステージ
『親子でフラメンコ』
歌と踊り。本場のフラメンコを身近に体験できます。
●出演:神保町フラメンコの会
●会場:神保町三井ビルディング 公開空地「あおぞらステージ」
●10月26日(土) 11:30~12:00
■参加無料
『絵本の国で大冒険!』
小さいお友だち集まれ!リトミックで踊って遊んじゃおう♪
●出演:絵本の国の音あそび
●会場:神保町三井ビルディング 公開空地「あおぞらステージ」
●10月26日(土) 12:30~13:00
■参加無料
『さおりんのおはなしdeショー☆』
紙芝居と絵本と歌。みんなのおはなし会!
●出演:西原さおり
●会場:神保町三井ビルディング 公開空地「あおぞらステージ」
●10月26日(土)14:30~15:00
10月27日(日)14:00~14:30
■参加無料
『ねぎかぉ参加型おはなし会』
子どもも大人も抱腹絶倒!みんなの参加型おはなし会
●出演:ねぎかぉ
●会場:神保町三井ビルディング 公開空地「あおぞらステージ」
●10月26日(土) 13:30~14:00
10月27日(日) 12:00~12:30
■参加無料
『たゆたうとぱくぱくのおはなしおんがく会』
絵本の読み聞かせと、即興音楽のコラボ!
●出演:たゆたう&ぱくぱく
●会場:神保町三井ビルディング 公開空地「あおぞらステージ」
●10月27日(日) 11:00~11:30、13:00~13:30
■参加無料
ちよだ音楽連合会Presents
“こどものためのJAZZライブ”
●10月27日(日) ●会場:神保町三井ビルディング1F「屋内ステージ」 ■入場無料
●第1回 11:30~12:00 (出演)Gleam Wisteria Ensemble
●第2回 12:30~13:00 (出演)森みのり & 鵜木孝之
●第3回 13:30~14:00 (出演)奥田“スインギー”英人+M&K
●イベントは雨天中止となります。
●イベントの内容・時間等は、都合により変更になる場合があります。
●交通機関: JR 御茶ノ水駅・水道橋駅東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅・
半蔵門線神保町駅都営地下鉄新宿線・三田線神保町駅下車徒歩30秒
●イベント開催情報:神田すずらん通りインフォメーションダイヤル 050-5585-2444
●お問合せ:神保町ブックフェスティバル実行委員会事務局 東京都神田神保町1-17 (東京堂内)
TEL: 03-3291-5185 (月~金10時~ 17時)
主催:神保町ブックフェスティバル実行委員会
共催:東京都書店商業組合千代田支部、日本児童図書出版協会
神田すずらん通り商店街振興組合、一神町会、神保町さくら通り実業会
協賛:本の街・神保町を元気にする会、神田古書店連盟、
出版文化産業振興財団、文字・活字文化推進機構、
千代田区商店街連合会、 千代田区商店街振興組合連合会
文化産業信用組合、神田本の音色の会、神保町一丁目町会、神保町三井ビルディング管理組合
後援:東京都千代田区、千代田区教育委員会、東京都書店商業組合、
東京商工会議所千代田支部、千代田区観光協会、東京新聞
▼ブックフェスティバルの掲載内容はこちら
2024/04/29 14:35
第35回 本の街 神田 すずらんまつり
第35回 本の街 神田 すずらんまつり
小雨決行
2024年5月25月(土)11:00~17:00
場所:神田すずらん通り
今年で35回目を迎える神田すずらんまつり。
中央舞台からはマーチングや吹奏楽のにぎやかな音色。
読み聞かせや水彩画など文化の街にふさわしい催しが目白押しです。
≪すずらんくじ≫
限定300枚!
すずらん通り商店街特製
すずらん日本てぬぐい他が当たる!
抽選時間 13:00~、15:30~
会場 神田すずらん通り 中央舞台
≪中央舞台≫
11:00 マーチングバンド
[出演] お茶の水小学校
11:30 フラメンコ
[出演] 神保町フラメンコの会
13:30 ゆびぶえミニコンサート
[出演] ゆびぶえ倶楽部
14:15/16:00 ニューオリンズジャズ
[出演] Suzuran Street Jazz Band
15:00 吹奏楽コンサート
[出演] 共立女子大学吹奏楽団
≪おはなし会≫
こども向けおはなしユニット『ねぎかぉ』が参加型おはなし会を上演。
『語り屋さおりん』は紙芝居や楽しいお歌、『絵本の国の音あそび』ではリトミックで踊って遊んじゃおう!
[出演]
11:30 ねぎかぉ
12:30 絵本の国の音遊び
13:30 三味線 音福
14:30 絵本の国の音遊び
15:30 語り屋さおりん
≪体験広場≫
・似顔絵
・大学生テント
・水彩画教室
出店もいっぱい!
中華料理や紅茶、古本など神田すずらん通りのお店を中心に賑やかに出店しています。
2024/04/29 14:30
おさんぽ神保町37号できました!
神保町ファンのみなさまお待たせいたしました!
おさんぽ神保町37号、5月1日発行しております。
今号も変わらずのご愛読をよろしくお願いします。
37号 2024年 5/1発行
配布場所はこちら!
〈読者プレゼント〉
神保町シアターご招待券をペアで10組20名様
神保町シアター【http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/】
・読者優待
Hair Lounge THEORYから素敵な特典!
内容紹介
・特集 神保町と芸人
・神保人に逢いたい キッチン南海 中條知章さん
・沢野ひとしの神保町から中国大陸へ 第9回 ハルピンの思い出
・神保町の襷を追って しゃれこうべ
・神保町古書店主がゆく 食べある記 ミロンガ ヌォーバー
・帰って来た!のんべえ古書店主の「ちどりあし神保町」 ブラインドウオーターメロン
2024/02/20 17:13
「ようこそ本の街、神保町へ!」 No.25 PASSAGE by ALL REVIEWS
この3月に古書店が並ぶ靖国通りに500棚のシェア型書店PASSAGE SOLIDAがオープンする。取材に応じてくれたのは運営するALL REVIEWS株式会社の代表、由井緑郎氏(42)。2022年3月すずらん通り1号店を開業。その1年後には同じビルの3Fにカフェ併設の2号店を出した。シェア型書店とは個人やコミュニティグループ、実際の書店など複数の棚主に月額で棚のボックスを貸して運営する共同書店だ。
開業までのいきさつ、本に対する思いを聞いてみた。由井氏の父はフランス文学者で文芸評論家の鹿島茂氏。神田神保町書肆街考という著書もあり神保町と古書への造詣が深い。由井氏も少年時代から溢れるほどたくさんの本に囲まれていたと話す。おそらく学者宅の蔵書数は一般人のそれと比較にならないものだったのではと察する。由井氏は広告代理店に勤務、その傍ら父鹿島氏の仕事上のマネジメントにも携わった。6年ほど前にALL REVIEWSという書評のアーカイブサイトを立ち上げた。さらに試行錯誤してファンクラブをつくり、イベント、交流会や対談の映像を配信するなどを続けていくうちに読書好きの生の声が聞けるようになった。その後知り合いの棚貸し書店のひと棚をALL REVIEWSで借りたことで、そのノウハウをヒントにWEBの知識を総動員し、そのためのシステムを由井氏が中心となって開発し、自らがシェア型書店をつくることに。そこで由井氏はWEBプロデューサーの立場で、父の鹿島茂氏は作家、書評家としての立場で、最も望ましいものは何かと親子で議論をかさねたという。
最初のすずらん通りの1号店出店にあたってALL REVIEWSと関わりのある作家の招待棚主枠を設けた。店内の棚にフランスの通り名をつけたのは仏文学者である父鹿島氏のアイデア。棚主からの本はデータベースをもって単品管理しているので検索すれば誰でも案内できる。始めてみないとわからないところはあったが3か月もすると、棚が開くと40~50倍の倍率がつくほどになっていた。店づくりは自由であれという考えのもと、現在地方から棚主も集まり北海道から沖縄までいるのだそうだ。最近は外国人の来客も多く、今後は海外の本も積極的に受け入れていきたいと語る。1、2号店が主に神保町ファンが足を運ぶすずらん通りにあるのに対して、新たな店舗PASSAGE SOLIDAは靖国大通り沿いの古本屋街にあえてモダンにつくる古本屋もいいのではないかということで需要も見込み3号店としてオープンすることに。
古本のマネタイズ(収益化)のためアクティブにビジネスをとらえたい、本は置いておけば売れる時代ではない、と由井氏。神保町の観光地化が言われる昨今、多くの人が本屋街を訪ねてきてSNS上で“いいね”だけ拡散されても書店は潤わない。書店を生業とする以上、本が売れる仕組みがなくてはいけないのだ。シェア型書店で本が売れるメカニズムについて由井氏はこう話してくれた。「現地で見てほしくなるのと、事前に情報としてインプットされて欲しい気持ちが重なると売れる確率が上がるのです。おすすめしているのがSNSで頻度よく売りたい本を何回も時間をかけて告知をすることです。たとえ「いいね」がつかなくても、“この本を売ります→この本を置きました→この本を売れました”、という一連の流れを見ている人がいて、そこにファンがついてくれば、良いサイクルになってくる。一方で棚を借りたまま何もしない棚主さんもいて、本が売れないので辞める人もいますが、SNSの活用を着実にやっている棚主さんは1号店から根づいています。」そしてこう続く、「それぞれの店主があらゆる手を使ってその本の価値を共有して売っていく、共同書店で「好き」、「推し」の空間をつくり出すのです。」さらに売る側については月ごと、時期ごとにテーマを変える人もいるが、一貫性をもって専門性が強ければ強いほど買手には伝わりやすく売れるとも語ってくれた。
由井氏の話を聞くと永続化できる書店・出版業界の仕組みを考えているのがわかる。棚貸しシステムを地方の新刊、古書店に入れて棚主を生む。(既に同社のシステムを地方で導入している事例もある)それが収益化できれば家賃に苦しめられることから脱することができる。さらに棚貸の本が売れた場合の販売手数料から一定割合を版元と著者に還元するというアイデアも。本の著者にとっても一度書いた本が中古市場に流れても一筋の光明が見える。書店、出版業界の救世主的なビジネスモデルになるかも知れない。
地方では本屋がなくなる街もあり、懸命に本屋の灯を消さないよう取り組んでいる人たちもいると聞く。日本で、いや世界でも有名な“本の街、神保町”での取組みを多くの人たちが注目しているにちがいない。
PASSAGE / bis! / SOLIDA
https://passage.allreviews.jp/
棚主お申し込みは上記サイトから!
・・・PASSAGE by ALL REVIEWS 由井さん、ありがとうございました!
取材日:2024.2.15 ライター みずも