2017/09/12 08:22
シャーロックホームズカフェ
神田多町の早川書房1階のカフェクリスティで期間限定で営業しているシャーロックホームズカフェが9月16日までに再延長されました。 7月に日本で放映された英BBC製作のテレビドラマSHERLOCKの最新作のシーズン4と重なる時期の営業となります。 さっそく、シャーロックホームズカッフェに行ってみました。 カフェの中に入ってみると、SHERLOCKのドラマの裏話をホームズを演じたベネティクド・カンパ―バッチやワトソンを演じたマーティン・フリーマンが語っているビデオが流れていました。 店内の壁には映画やテレビドラマのホームズのポスターが貼ってあります。 席に案内され、座って、メニューを見ると、テレビドラマSHERLOCKにちなんだメニューがありました。 ワトソンの妻のメアリーという名のカクテルもあります。
フィシュ&チップスとメアリーという名のカクテルを頼みました。 ワトソンとメアリーは原作では、「四つの署名」で知り合い、ホームズがスイスのライベンバッハの滝に落ちた「最後の事件」と生還した「空き家事件」の間に、メアリーは亡くなったとされています。 テレビドラマSHERLOCKのシーズン4では、エピソード1の「6つのサッチャー」で、ワトソンの妻のメアリーが亡くなり、エピソード2の「臥せる探偵」に続いていました。 「臥せる探偵」の基となった原作の「瀕死の探偵」ではワトソンはメアリーとの結婚の2年目で、このときメアリーは亡くなっていません。
ワトソンはホームズとの共同生活を解消し、メアリーとの新居で暮らしていました。 ある日ハドスン夫人が、ワトソンの新居に訪れ「ホームズが病気で衰弱してもう1日も持たない」と呼びにきました。 ワトソンは、かつてホームズとシェアーしていたオフィス兼住居に駆けつけ、診療しようとするとホームズは「君は信頼できない」といって拒みます。 ワトソンが他の医師を紹介しても拒絶し、細菌の研究をしているスマトラに住む農園主のカルヴァートンスミスを呼んできてくれと言いました。 ワトソンはカルヴァートンスミスを呼びに行くのですが…… 原作を現代に置き換えたテレビドラマSHERLOCKでは、原作とは違った物語の展開となります。
亡くなったメアリーがワトソンに残したメセージの入ったビデオが、メアリーの死後ギクシャクしたワトソンとホームズの友情を取戻し、ホームズを救います。 フィシュ&チップスをつまみに、カクテルを飲みました。 メアリーという名のカクテルはレモンとチェリーの入った甘すっぱい味がします。 カクテルを飲んで、会計を済ませて、扉の方に行くとホームズの鹿内帽とインパネスコートがかかっていました。
「瀕死の探偵」が収録されているのは
「シャーロックホームズの最後の挨拶」アーサー・コナンドイル著 大久保 康夫訳 早川書房
島田 敏樹