2023/04/28 15:00
4年ぶりの開催!第34回 本の街 神田 すずらんまつり
4年ぶりの開催!
第34回 本の街 神田 すずらんまつり
小雨決行
2023年5月27月(土)11:00~17:00
場所:神田すずらん通り
今年で34回目を迎える神田すずらんまつり。
中央舞台からはマーチングや吹奏楽のにぎやかな音色。
読み聞かせや水彩画など文化の街にふさわしい催しが目白押しです。
≪すずらんくじ≫
限定300枚!
すずらん通り商店街特製
すずらん日本てぬぐい他が当たる!
抽選時間 13:00~、15:00~
会場 神田すずらん通り 中央舞台
≪中央舞台≫
11:00 マーチングバンド
[出演] お茶の水小学校
11:30/13:50 フラメンコ
[出演] 神保町フラメンコの会
12:15 吹奏楽コンサート
[出演] 共立女子大学吹奏楽団
13:30 ゆびぶえミニコンサート
[出演] ゆびぶえ倶楽部
14:15/16:00 ニューオリンズジャズ
[出演] Suzuran Street Jazz Band
≪おはなし会≫
こども向けおはなしユニット『ねぎかぉ』が参加型おはなし会を上演。
『語り屋さおりん』は紙芝居や楽しいお歌、『絵本の国の音あそび』ではリトミックで踊って遊んじゃおう!
[出演]
11:30 ねぎかぉ
12:30 語り屋さおりん
13:30 絵本の国の音遊び
14:30 語り屋さおりん
15:30 ねぎかぉ
≪体験広場≫
・似顔絵
・千代田平和村
・水彩画教室
2023/04/28 00:00
おさんぽ神保町35号できました!
神保町ファンのみなさまお待たせいたしました!
おさんぽ神保町35号、5月1日発行しております。
今号も変わらずのご愛読をよろしくお願いします。
35号 2023年 5/1発行
配布場所はこちら!
〈読者プレゼント〉
神保町シアターご招待券をペアで10組20名様
神保町シアター【http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/】
〈読者優待〉
Hair Lounge THEORY、CO-WORKING&JAZZCLUB EXPRESSION、から素敵な特典!
〈内容紹介〉
・特集 レトロ建築でランチを
・神保人に逢いたい (元)鶴谷洋服店 岩船洋子さん
・沢野ひとしの神保町から中国大陸へ 第7回 麗江にてトンパ文字と対面
・神保町の襷を追って 大和屋履物店
・帰って来た!のんべえ古書店主の「ちどりあし神保町」 萱
2023/04/01 09:51
「ようこそ本の街、神保町へ!」 No.15 @ワンダー
今回紹介するのはSF、映画、ミステリー、サブカルチャーなど趣味・芸術関連書籍を扱う@ワンダー。取材に応じてくれたのは社長の鈴木宏氏(66歳)。2001年に神保町で本店を構え、今年2月にパチンコ人生劇場跡地の120坪という広いスペースで新しい店舗をオープンした。開業は1986年新宿、早稲田大学の近くで自身の持っていた本、漫画を中心に貸本屋を始めたころに遡る。その後高円寺に場所を移したが、80年代終り頃、若者の間にバンドブームがあり、邦楽ロックという言葉を考えてロックを中心に音楽の店をやったらいいかな、という手応えがあったという。高円寺からどこにお店を出したらいいかと考えていたところ、最初は新宿を考えていたが、たまたま神保町をぶらぶらしていたらこういう店が空いているよ、という声が掛かり、ここでやってみようと RB(アールビー)という店をはじめた。洋楽、邦楽ロック中心の音楽、映画、スポーツ、サブカルチャー全般、車、そして当時はアイドル写真集ブームもあって非常に繁盛したのだそうだ。
その後サブカルチャーで扱っていたそれまでとは違う映画、ミステリー、SFなどの分野に乗り出すタイミングで店名を“@ワンダー”と変えることに。命名はその頃のスタッフが考えたそうだが、その由来はアット“@“はインターネットを使いますよ、という意味。ワンダーは”センス・オブ・ワンダー“から。それとある年齢以上の人は知っている「アッと、驚く為五郎」という古いギャグも絡んでいるのだとか。
他の古書店に比べ広い店舗で営業をしている理由をたずねると、テーマのない中古本大量出版のうえに成り立っている大型店とちがい、テーマのあるお店でお客さんに来てもらってゆったり楽しんでもらいながら本を選んでもらうというお店を神保町につくりたかった。元々の本店の方は今までのある分野のコレクター、お客さんもいて一定の広さはあるけれども1~3階と分かれているし、扱うテーマも二つ三つでなく古書全般にしたいと思っていた。今まで扱っていなかった哲学、人文関係を集めて多くのお客様にきていただいて神保町に賑わいを取り戻せるようなお店になりたい、と鈴木氏は語る。ここ本の街、神保町には書店だけでなく大手出版社も建ち並ぶ。しかしコロナを経て出版社で働く人たちの勤務もリモートが当たり前になっているのだそうだ。以前は神保町の古書店を支えてくれていたそういう人たちも、リモートになるともう来なくなる。新たな古書ファンの人たちに来てもらわないと成り立たないのでは、と鈴木氏。おそらく他の多くの書店関係者も同じ気持ちを抱えているのではないだろうか。
新しいお店に来て見るだけで楽しい、興味をもってもらう、そうした思いでオープンした新店舗。来店するお客さんも女性、カップルなど今まで古書店に来ていなかった人たちも目立つという。特に20代くらいの若いお客さんも多いという感触だ。なぜそうかというと電子マネーの利用が多いからだとか。(実際若い世代ほどスマホ決済が多いという調査結果もある)
時代のながれはネット、バーチャル空間という方向にシフトしているように見える。しかし、ネットだけでは完結しない、リアル書店の存在の必要性をとてもわかりやすく表現してくれた。「〇ックオフに行くか?神保町に来るか?」「Amazonで検索するか?神保町で探索するか?」ネットはひとつものを目的にして検索することには優れているが本屋には本が沢山ならんでいて自分の興味がある分野の棚を見て、またはスタッフと話しをして新しいものを発見したりすることができる。そうだ、本との出会いは知的好奇心をくすぐる楽しみでもあるのだ。そういう場所として残っていくという実験店になれば・・・そうした思いも語ってくれた。
※書籍の写真は大人も楽しめる新刊絵本
最後に一言
いつ来ても楽しく、見るだけ喜んでもらえるお祭りのような催事空間にしたいと思っています。是非足を運んでください。
・・・@ワンダー、鈴木さんありがとうございました!
取材日 2023.3.22 ライター:みずも