2015/12/12 09:43

欧風カレーボンディ神保町本店

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「珈琲店タレーランの事件簿」を読んで、エスプレッソコーヒーを飲みたくなりました。
神保町の欧風カレーのボンディが、開店時から、カレーにあうエスプレッソコーヒーを出すお店と聞いていたので、夕食は欧風カレーボンディ神保町店でカレーを食べた後にエスプレッソコーヒーを飲もうと思い、出掛けました。

ボンディ神保町店は、靖国通りの神田古書センターの2階にあるお店です。神田古書センターは、8階建てのビル全体にいろんなジャンルの古書店が入居していて、飲食店や寄席が開かれる落語カフェもあるユニークな建物です。

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靖国通りに沿って歩き、神保町交差点に行くと、クリスマスのイルミネーションが飾られていました。交差点を渡り、神田古書センターの裏から、2階に上がると欧風カレーボンディ神保町店です。

神保町には、欧風カレーはボンディ、カヴィアル、ベルソナがあり、またスマトラカレー共栄堂、スープカレーのオオドリー、ホワイトカレーの神保町チャボ、インドカレーマンダラ、エチオピア等、カレー店は林立しています。
本の街神保町にカレー店が多いのは、カレーは本を片手に読みながらでも食べられるからだといわれています。
本の虫にとって、貴重な昼休みに本を読むために、食べる時間ももったいないので、そういわれるのは本当なような気がしました。
最も、行列のできる神保町のカレーの人気店で、本を読みながら、ゆっくりカレーを食べたら、ヒンシュクでしょうが、

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ボンディは、人気店なので、いつも行列ができますが、19時過ぎに着くと行列はできておらず、直ぐにお店に入れました。
お店の中は、サラリーマンやOL、学生など、まばらに人がいます。ウエイトレスさんに奥の席に案内され、エルビスプレースリーの写真が飾られているカウンター席に座りました。
席に座りメニューを見ると、ビーフカレーの他、ポークカレー、チキンカレー、チーズカレー、野菜カレーなどがあります。野菜カレーの辛口とエスプレッソコーヒーを注文しました。

ボンディは1978年(昭和53年)に神保町に移転してきます。そのころからエスプレッソマシンを置いて、カレーに会うエスプレッソコーヒーが出されていました。
今でこそ、ドット―ルやスターバック等チェーン店でエスプレッソが飲めますが、その当時エスプレッソが飲めるお店はごくわずかです。

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しばらくすると、ウエートレスさんがジャガイモを持ってきてくれました。ジャガイモは、カレーを食べる前に食べてしまう人もいますが、私はカレーに乗せて食べます。
ジャガイモの皮をむき終わると、ウエイターさんが、カレーとライスを持ってきてくれました。皮をむいたジャガイモをゴダーチーズがまぶしてあるライスの上に乗せて、オクラ、ズキーニ、ブロッコリー、等の具の入った甘辛く煮込んだソースをゆっくりとかけます。そして、ラッキョウ、福神漬を添え、レーズンを上からまぶして、食べました。

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カレーを食べ終わるとウエイタ―の人が、エスプレッソコーヒーを持ってきてくれました。
エスプレッソコーヒーの上には、クレマという茶色のコーヒーの泡ができています。
普段は珈琲に砂糖は入れないのですが、「珈琲店タレーランの事件簿」に書いてあったイタリア人の一般的な飲み方をしてみようと思い、エスプレッソに茶色の砂糖を入れて、2、3口で飲み干しました。

エスプレッソはマシンを使ってコーヒーを淹れますが、そのコーヒーの淹れ方や豆の選定等によって人によって差が生じます。そのためおいしい珈琲を淹れられるのは誰か技術と能力を競うバリスタ選手権が行われています。
珈琲店タレーランの事件簿3巻では、そんなバリスタが競う関西バリスタ選手権のお話しです、関西バリスタ選手権で起きた事件を珈琲店タレーランのバリスタ切間美星が解決します。

コーヒーを飲み終わり、お会計を済ませ、お店を出ました。お店を出ると、もう行列ができていました。

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「珈琲店タレーランの事件簿3」岡崎琢磨著 宝島社

神保町書店にて販売中

島田 敏樹