2017/10/01 08:17

おさんぽ神保町24号配布

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おさんぽ神保町24号の印刷が上がってきたので、おさんぽ神保町の設置を書店・商店中心に、お願いして回りました。 駿河台下を靖国通り沿いにスタッフの方と3人で、台車におさんぽ神保町を乗せて回ります。 、 おさんぽ神保町24号の表紙は、神保町女子のOLのコハル子さんが、外国の方と洋書の古書店の本棚で本を探しているところです。 設置のお願いに靖国通りを回っているとすごい行列ができていました。できたばかりのラーメン屋の蘭州拉麺に並んでいるのです。靖国通りを先に進みました。

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おさんぽ神保町24号の特集は「神保町100年書店」です。 創業から100年経った書店と取材させて頂いたお店と、店主さんのイラストとお話しが書かれていました。 店主さんのお話しは、私も聞かせて頂きました。 明治維新後、神保町界隈にあった大名侍屋敷に、大学が建てられました。大学の学生が大学で勉強するのに欠かせない教科書・専門書を販売するため、神保町に出版社、印刷会社、書店ができてきます。 当時の印刷は活版印刷、増え続ける学生の数に追いつかず、新書をリサイクルする古書店の数が神保町に増え続けました。 靖国通りを歩いて、神保町交差点に着きます。神保町交差点を白山通りを曲り、白山通り側のすずらん通り入口を曲り、すずらん通りの商店古書店に設置をお願いして回ります。

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印刷会社の印刷技術がしだいに向上し、学生に新書がいきわたるようになり、古書店が取り扱う本は、学生が勉強する専門書から、古典籍などが取り扱われるようになり、国文、美術書、洋書、等専門分野に古書店が分かれていきます。 100年の間、100年書店の書店員さんたちは時代時代に棚に並べている本を変えながら続けてこられたのだな と感じました。 ネットの時代になり、家で寝っころがっていても欲しい本が買える時代になりました。それはそれで便利ですが、 本の街神保町に行き、いろんな種類の書店を見て回り、棚に並べてある書店員さんたちのお勧めの本と出合うことも、世界が広がって行くことになります。 おさんぽ神保町24号の配布が終わり、すずらん通りの空を見上げると、綺麗な夕焼けでした。

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快く設置にご協力してくださいました神保町の古書店、書店、飲食店、商店等の皆さんありがとうございました。

 

島田 敏樹