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放浪の画家・長谷川利行の『カフェ・パウリスタ』が公開中

2010年 11月 4日by  竹内みちまろ
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 神保町交差点から、白山通りを皇居へ向かって歩き、共立女子大、学士会館を超え、一ツ橋、たけはし(竹橋)を渡ると、東京国立近代美術館(千代田区北の丸公園1-1)がある。そこで、現在、長谷川利行『カフェ・パウリスタ』(1928年・ 油彩)が公開中である。展示は、所蔵作品展「近代日本の美術」の「特集コーナー」において行われている。10月23日から12月19日まで。

 『カフェ・パウリスタ』は、1930年協会第3回展において、協会奨励賞を受賞した作品である。しにせ喫茶店の店内の様子やそこで働く女性店員などが描かれている。80年以上所在不明となっていたが、東京都に住む所有者が、テレビ番組「開運! なんでも鑑定団」(テレビ東京)に出展したことにより判明。所有者の父親が経営していた下宿に「この絵を描いた画家が家賃の代わりに置いていった」。東京国立近代美術館による修復をへて、公開となった。

 長谷川利行は、1891年に京都に生まれた。和歌山県の私立耐久中学(現・県立耐久高校)に入学、文芸同人誌を発行するなど文学創作を行った。東京で、詩人の矢野文夫らと出会い、二科展、帝国美術院展覧会などへ出展した。1937年ころに健康が悪化。1940年5月、行路病者として東京市養育院板橋本院に収容された。同年10月に胃がんにより死去した。長谷川利行の遺品類は、規則により、すべて焼却された。遺品の中には、絵画もあったという。

 上野公園不忍池(台東区)のほとりには、「放浪の画家・日本のゴッホ」『長谷川利行』を悼む碑が建てられている。

竹内みちまろ

長谷川利行、カフェ・パウリスタ

東京国立近代美術館

長谷川利行、カフェ・パウリスタ

長谷川利行『カフェ・パウリスタ』

長谷川利行、カフェ・パウリスタ、上野公園不忍池

上野公園に建てられたプレート

長谷川利行、カフェ・パウリスタ、上野公園不忍池

「利行碑」


 

 

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