岩波ホールで「髙野悦子追悼上映」が決定、10月5日から4作品 |
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2013年 9月 1日by 竹内みちまろ | ||
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今年2月に大腸がんのため83歳で亡くなった岩波ホールの総支配人・髙野悦子さんの追悼上映が、岩波ホール(東京・千代田区)で、10月5日から25日まで行われることが決定しました。岩波ホールで過去に上映した3人の女性監督の4作品が上映されます。
髙野悦子さん(1929-2013)は、東宝文芸部退職後、監督を目指し、フランスのパリ高等映画学院(IDHEC)監督科に留学。帰国後、1968年の岩波ホール創立と同時に総支配人に就任。1974年には、大手配給に乗らない名作映画を上映する運動「エキプ・ド・シネマ」を川喜多かしこさんと主宰しました。
上映されるのは『薄墨の桜』『早池峰の賦』『森の中の淑女たち』『ローザ・ルクセンブルク』の4作品。ぜひ、この機会に、名作映画に触れてみてはいかがでしょうか。(竹内みちまろ)
『薄墨の桜』(77/日本/・羽田澄子監督)
10月5日(土)~11日(金)
岐阜県尾根村にある樹齢1300余年の桜の大樹と周辺の人々の生活を描いた羽田澄子監督の自主製作第1作。『早池峰の賦』(はやちねのふ/82/日本/羽田澄子監督)
10月5日(土)~11日(金)
岩手県の早池峰山麓に住む人々の素朴で厳しい暮らしを詩情豊かに描く堂々3時間のドキュメンタリーの名作。『森の中の淑女たち』(90/カナダ/シンシア・スコット監督)
10月12日(土)~18日(金)
カナダの森で高齢女性たちが乗ったバスが故障。自然の中で彼女たちは人生を語り、力を合わせて生きてゆく。『ローザ・ルクセンブルク』(86/西ドイツ/カルガレーテ・フォン・トロッタ監督)
10月19日(土)~25日(金)
平和と革命のために生きた女性思想家ローザ・ルクセンブルクの人間性と波乱に富んだ生涯を描く感動作
詳細は岩波ホールHPにて:http://www.iwanami-hall.com/contents/top.html
→ 『そしてAKIKOは…~あるダンサーの肖像~』|羽田澄子監督インタビュー