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小説『ノルウェイの森』、あらすじと神保町

2013年 5月 16日by  竹内みちまろ
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小説『ノルウェイの森』、あらすじと神保町


 世界中で読まれている村上春樹さんの小説『ノルウェイの森』(1987年)。村上さんは『風の歌を聴け』(1979年)でデビューし、近年では、ノーベル文学賞候補にも、たびたび名前が挙がっています。

 その『ノルウェイの森』なのですが、神保町が登場するのはご存じでしょうか。今回は、『ノルウェイの森』と神保町のつながりを、ご紹介したいと思います。


『ノルウェイの森』の簡単なあらすじ


 37歳の主人公の「僕」(ワタナベ・トオル)は、ドイツに降り立つ飛行機の中で、ビートルズの楽曲「ノルウェイの森」を耳にします。高校時代の同級生で、のちに自殺をした直子に関する記憶が蘇り、取り乱します。『ノルウェイの森』は、大人になった「僕」を語り手とする回想の物語です。

 1968年5月の東京で、大学1年生のワタナベは、神戸の高校時代の同級生・直子と中央線の電車の中で再会しました。ワタナベと直子にはキズキという共通の友人がいましたが、直子の恋人でもあったキズキは高校生の時に自殺していました。ワタナベが再会したとき、直子は、「正確な言葉」を探し求めていました。ワタナベと直子は中央線の電車を降り、四ツ谷から駒込まで歩きます。以後、2人はひんぱんに会うようになりました。しかし、直子はワタナベに何も告げずにアパートを引き払ってしまいました。

 その後、直子から手紙が届きました。ワタナベは、直子が入所している京都の「阿美寮」という施設まで、直子に会いに行きます。同じ大学に通うガールフレンドの緑や、直子と同じ施設に入所しているレイコや、ワタナベが住む寮に住む先輩の永沢や、永沢の恋人ハツミなどと話し込んだり、食事をしたり、入院する緑の父親に面会したりします。しかし、ワタナベの心の中には、いつも直子がいました。

もっと詳しい『ノルウェイの森』のあらすじを読む ≫


『ノルウェイの森』と神保町


 神保町は、再会したワタナベと直子が電車を降りて、東京の街を散歩する途中に出てきます。

 『ノルウェイの森』で2人が散歩するコースを詳しく書くと、「R四ツ谷駅前から「外堀公園」に入り、「市ケ谷」「飯田橋」「お堀ばた(九段下・千鳥ヶ淵周辺)」「神保町交差点」「お茶の水」「本郷」「駒込」となります。原作では、新緑の5月の午後で、「あたたかい日差しの下では、誰もがみんな幸せそうに見え」た時間に歩き始め、「駒込に着いたときには日はもう沈んでいた」という距離。『ノルウェイの森』の散歩道周辺には数千本の桜が植えられていて、毎年春には、100万以上の見物客が訪れます。

 それぞれの季節に味わいがありますが、神保町交差点に差し掛かったときは、『ノルウェイの森』の2人もここを通ったのだと、辺りを見渡してみてはいかがでしょうか。(竹内みちまろ


 

 

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