神保町ラドリオ(活版コースターをゲット) |
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2017年 6月 3日by 島田 敏樹 | ||
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ラドリオは昭和24年(1949年)古書店によって神保町の路地裏にシャンソン喫茶店として創立されました。
ラドリオ創立と入れ替わるように、ミロンガヌオーバの前身のランボオが昭和24年に閉店し、作家と編集者のたまり場は、ランボオからラドリオに移りました。
もっともランポオもミロンガとして、昭和28年(1953年)ラドリオの創立者の古書店によって再建されるのですが、
店内には、彫刻家本郷新さんのレジの前のマドンナ像やカップマッチコースターの牛のロゴ等が残されています。
ラドリオには、小説家ばかりでなく、芸術家も集まってきたのではないかと感じました。
6月の最初の日、朝降っていた強い雨は、昼に上がり、初夏の爽やかな晴れ間がみえてきました。
晴れ間の出ている間に、外に出ようと、昼休みラドリオに 行ってみました。
三省堂書店の裏口に出て、神田すずらん通りの裏通りの細い路地を通ると、前回行ったミロンガヌオーバの先に神保町ラドリオがみえてきます。
行って見ると、煉瓦の壁に木の扉。木の扉から中に入ると、レンガの床と壁、カウターの中で、ウエイトレスさんが並んで料理を作っていました。
たまにラドリオには行ったことがないという人を連れて行くのですが、このお店のレトロな雰囲気とシャンソンにえらく感動します。
入口付近にあったラドリオかわら版を取って奥の席に座りました。
ランチタイムは、ナポリタンとカレーライスのランチセットがあります。カレーライスのランチセットをたのみました。ランチセットには、野菜スープとサラダと飲み物がついています。
料理がくるまで、ラドリオかわら版を読みました。ラドリオかわら版は毎月1日に発行され、全部手書きのきれいな字で書かれています。
裏にモノクロ町画集「神保町」を描いた得地直美さんの絵が描かれていました。
暫くして、ウエイトレスさんがサラダとスープ、そしてカレーライスを持ってきてくれました。
カレーはあまり辛くありませんが、辛いのはあまり得意でない私にはあいます。
飲みものは、ウインナーコーヒーを頼みました。
ウインナーコーヒーはラドリオが発祥だそうです。
少し前のラドリオかわら版に、ウインナーコーヒーの飲み方が書かれていました。
かきまぜずにそのまま飲み、口の中で、あたたかい珈琲と冷たいクリームの出会いを楽しむそうです。
まぜずにいきなり飲もうとしたら、ホイップクリームか山もりで、鼻にクリームがつきそうになりました。クリームだけを何回かすくって食べてから飲みました。