編集室だより

神保町ラドリオ

2016年 6月 24日by  島田 敏樹
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ラドリオは昭和24年(1949年)古書店によって神保町の路地裏にシャンソン喫茶店として創立されます。
そのころの店内は今よりかなり広く、(元)鶴谷洋服店を囲むように現在のART SPOT LADまでがラドリオの店内で、小宮山書店の駐車場の前のLADの扉がラドリオの玄関でした。
店内が広いので、珈琲がこぼれたり冷めたりしないようクリームをホイップして運んだことから、ウインナーコーヒーを発祥したとも言われています。

店内に入ってみました。ラドリオとはスペイン語で煉瓦を意味し、その名のとおりお店の壁ばかりでなく、床やカウンターの椅子の足場も煉瓦になっています。

シャンソンが流れています。前回訪問したときは、越路吹雪の「サン・トワ・マミー」が流れていました。忌野清志郎がカバーして森田芳光監督の映画「バカヤロー」やドラマ「やっぱり猫が好き」で物悲しく歌われていましたが、越路吹雪の「サン・トワ・マミー」は味わいがあります。

ミロンガヌオーバの前身のランボオが昭和24年に閉店後、作家と編集者のたまり場は、ランボオからラドリオに移りました。ランポオもミロンガとして、昭和28年(1953年)ラドリオの創立者の古書店によって再建されます。
作家や編集者等が座る丸椅子のカウンターの中にはラドリオの初代店長臼井愛子さんが女性バーテンダーとして、シェイカーを振っていました。

奥の席に座ると、現在の店長さんがメニューを持ってきてくれました。
お酒のメニューは、生ビール。黒生ビール、ハーフ&ハーフ、グラスワインの白赤、カクテルはジントニック等のジンベースのカクテル、ラドリオ特製マティーニがあります。
ラドリオ特製マティーニを注文しました。
お酒を注文すると、ラタトゥーユ、チーズ、ナッツのうちから、お通しを選べます。」
と言われたので、ナッツを頼みました。

カウンターの中では、シェーカを振っていた臼井愛子さんはもういませんが、ウエイトレスさんが女優ライトに照らされてお酒のおつまみを作っています。

暫くして、ナッツとマティー二を持ってきてくれました。
マティーニはジンをステア(スプーンで軽くかき回す)で作る透明なお酒です。007の映画ではジェームスボンドが、マティーニをウォカでしかもシェクして作るように求め、お酒にも強い男をアピールしていました。ラドリオ特製マティーニはジンをステアで作ったもののようでした。
お酒を飲み終わりレジに向かいます。
レジの隣りではラドリオのマッチやカップに描かれている牛をデザインした彫刻家本郷新のマドンナ像が店内を見守っていました。

ラドリオはランチにカレーとナポリタン、午後は珈琲とケーキが食べられ、夜はバータイムになります。

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