編集室だより

東京堂書店―素敵な鎌倉本

2016年 3月 6日by  島田 敏樹
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神保町すずらん通りの東京堂書店さんに行って見ると、「素敵な鎌倉本のススメ」のフェアをやっていました。

鎌倉は神社仏閣等歴史的な遺産が随所に点在し、また海や山に囲まれた自然に恵まれた素敵な街です。

そのため鎌倉は、川端康成、中原中也、小林秀雄などの作家が暮らし、また多くの文学や映画の舞台となりました。そんな素敵な鎌倉に関連する本のフェアを東京堂さんがフェアをしています。
フェアは2月中旬から3月中旬の間まで、やっています。

「素敵な鎌倉本のススメ」のコーナーの鎌倉本には、夏目漱石「門」、「こころ」、井上ひさし「東慶寺はなだより」三上延さん「ビブリア古書堂事件手帖」、などの小説がありました。
西岸良平さんの「かまくら物語」、吉田秋生さんの「海街diary」などの漫画の本もあります。

鎌倉本のフェアに夏目漱石の「門」と「こころ」があるのは、「門」では、親友の妻を奪った宗助が、罪の意識から救いを求め、山門をくぐったのは北鎌倉の円覚寺だからです。
「こころ」では、私が、友人から恋人を奪った罪悪感に苦しむ先生と出会ったのは鎌倉でした。

井上ひさしの「東慶寺はなだより」は「駆け込み女と駆け出し男」というタイトルで、大泉洋さん主演で映画化されました。
東慶寺は女性から、離婚が認められなかった時代に、東慶寺に駆け込んで3年間奉公すれば、離婚できるという縁切り寺です。
そんな駆け込み寺に駆け込んでくる女性の人生の再出発を劇作家志望の医師見習いの信次郎(大泉洋)がを後押しします。

「ビブリア古書堂事件手帖」は、北鎌倉を舞台にした古書店ミステリー。
主人公五浦大輔が、祖母の形見の「それから」の漱石サイン本を本物か調べてもらうため、ビブリア古書堂を訪ねるところからお話しが始まります。そのことをきっかけに大輔はビブリア古書堂にアルバイトを始めることになりました。古書堂には古書にまつわる謎を持ち込まれることもあり、店主の篠川栞子さんはその謎を解いていきます。

「海街diary」は、綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さん、広瀬すずさんが4姉妹の役で共演して映画化されました。
鎌倉で暮らす3姉妹香田幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)のもとに、15年前、母と離婚して出って行ってしまった父が死亡したという知らせがきました、3姉妹は山形へ行き、葬儀に出席します。
姉幸は父を許せず、佳乃と千佳は父のことはほとんど覚えていませんでした。葬儀が終わり、父と再婚相手の娘で異母姉妹すず(広瀬すず)が父が大事にもっていた写真を見せます。父と家族で江の島に行ったときの写真でした。3姉妹は写真を見て、父のことを思い出します。

お父さんは「ダメだったかもしれないけど、やさしかったんだよ」と

すずが、3姉妹を見送りに駅に来たとき、幸は言います。「あたしたちと一緒にくらさない」

鎌倉で一緒に暮らすことになり、4姉妹の共同生活をはじまります。やがて姉妹は本当の家族になっていきました。美しい鎌倉を舞台にした物語です。

その他、鎌倉の街歩きやお店を紹介した「すずちゃんの鎌倉さんぽ」「かまくらパンの本」「建長寺精進料理」等や、鎌倉時代や南北朝時代の鎌倉の歴史の本の「平家物語」、「太平記」などもありました。

鎌倉の魅力が、満載の本を集めたフェアです。3月になり、暖かくなってきました。旅に出るのに、気持ちがよい季節です。
東京堂さんのフェアの鎌倉本を読んで、春の鎌倉の歴史のある古い寺、食べ歩き、文学の舞台、映画のロケ地を歩かれては、いかがでしょうか、

神保町おさんぽ地図

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