編集室だより

火花

2016年 1月 1日by  島田 敏樹
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おさんぽ神保町をWEB版ご覧の皆さん、明けましておめでとうございます。
昨年中は、おさんぽ神保町のWEB版をご覧になって頂きまして、
ありがとうございました。
今年も神保町の街情報及び関連情報を皆様にお届けしてまいります。
今年も、おさんぽ神保町を宜しくお願い申し上げます。

昨年平成27年度上半期の芥川賞の受賞者は、お笑い芸人コンビ「ピース」の又吉直樹さんの「火花」が選ばれました。

「火花」は、お笑い芸人の世界を描いた小説です。本の帯には、「笑いとは何か、人間が生きるとは何なのか」「日本中を席巻する傑作!」と書いてありました。

お正月に、読んでみようと思い、昨年中に三省堂で買っておきました。
お笑い芸人の有名人が書いた話題作が芥川賞を取ったので、芥川賞の発表以来、発行部数は伸び12月の段階で、245万部に達しています。三省堂でも、「火花」はタワー積みで、置いてありました。
「火花」の著者のピースの又吉直樹さんは、昨年話題となったということで、昨年の大みそかの紅白歌合戦で審査員をやられていました。

ピースの又吉直樹さんは、神保町ともいろいろと関係しています。神保町花月に出演したり、神田古書連盟の神保町公式ガイドVol.2で表紙を飾り、芸人界で最も本の街・神保町を愛する男で、芥川龍之介の「トロッコ」や太宰治の「人間失格」等を愛読する読書家として紹介されていました。
また、2016年度の神保町公式ガイドVol.6でも、「神保町に代わる街はない。やっぱり(神保町は)夢の国です。」と語っていました。

お正月に初詣に行った後、「火花」を読みました。148頁の本なので、直ぐに読み終えてしまいました。

「火花」の物語は花火大会の余興で呼ばれたお笑い芸人が、天才である先輩芸人に弟子入りするところから始まります。
主人公は、世間のタブーに挑戦しても、自分が面白いと思ったことを優先し、全力で挑む先輩芸人を尊敬し、そんな芸人になろうとします。

やがて、主人公は、先輩のような芸人になれないことに気付きます。
世間を完全に無視して、自分が面白いと思ったことだけを優先するお笑いは、誤解を招き誰かを傷つけることになりかねない。
そして、それは人に優しくないことであり、面白くないのと同義だと。

芥川賞受賞作品

「火花」 又吉直樹 著 文藝春秋

は、神保町書店にて発売中です。

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