編集室だより

山の上ホテル-水出しコーヒー

2015年 12月 16日by  島田 敏樹
コメント:0 トラックバック:0

先日読んだ神保町ファンタジー「幻想古書店で珈琲を」で主人公の古書店のアルバイトの司が、店主の魔法使いの亜門と山の上ホテルで、水出しコーヒーを美味しそうに飲む場面がありました。水山しコーヒーを飲みに行きたくなり、山の上ホテルに行ってみることにしました。

山の上ホテルは、駿河台下から明大通りに出て、明治大学のリバティータワーと大学会館の間の吉郎坂を上って行くとありました。1937年(昭和12年)に建築されたアール・デコ調のクラシカルな西洋洋館です。

山の上ホテルは、出版社の多い本の街神保町に近いことから、締切が迫った作家が小説を書きあげるためにカンヅメにされたホテルです。カンヅメになっても、居心地のいいホテルなので、川端康成さん、松本清張さん、吉行淳之介さん、三島由紀夫さん、山口瞳さん、池波正太郎さんなどの文人たちが、宿泊していました。

山の上ホテルの中には、宿泊施設やウエディングのためのチャペルの他に、英国風カウンターバーノンノン、ダイニングのラビィ、中華料理の北京、鉄板焼きガーデン、選りすぐりのワインが飲めるモンカーヴ、天婦羅と和食の山の上、コーヒーパーラーのヒルトップ等のレストランやバーがあります。
水出しコーヒーはコーヒーパーラーヒルトップで飲めます。ヒルトップは山の上ホテルの入り口から入り、正面を右に曲り、階段を下りていくとありました。

お店の中に入ると、白い壁に池波正太郎さんの絵が飾ってあり、居心地がいい店内です。ウエイターさんに「お好きな席を」と言われたので、窓際の席に座りました。窓の外は錦華坂です。机に立てかけてあるメニューを見ると、ランチに牡蠣フライセット、牡蠣グラタンセット、牡蠣のパッパルデッテがあり、またセットメニューに小海老のマカロニグラタンや、ビーフカレー等から選ぶAセットとBセットがありました。
デザートには、特製デザートアップルパイや悪魔の食べ物等があります。リンゴの美味しい季節なので、アップルパイも美味しそうでしたが、「幻想古書店で珈琲を」で亜門と司が食べていたチョコレートケーキはこの悪魔の食べ物だろうと思い、ストロングコーヒー(水出し珈琲のホット)と悪魔の食べ物を注文しました。

水出しコーヒーは、コーヒーの抽出をお湯ではなく、水を用いるコーヒーです。水を用いるため専用のガラス器具を使い12時間かけて抽出します。
加熱しないため珈琲豆の苦みの成分が溶けにくく、あまりコーヒーに抽出されずマイルドな味になります。

暫くして、ウエートレスの人が、ストロングコーヒーと悪魔の食べ物を持ってきてくれました。
悪魔の食べ物は、チョコレートケーキにクリ―ムが添えてあり、ケーキの外側がパリッとしていました。亜門と司が食べていたチョコレートケーキのようです。
亜門と司は、ウインナーコーヒーを注文していましたが、ストロングコーヒーも悪魔の食べ物によくあいました。

ケーキを食べ終わり、コーヒーを飲み終わって、勘定を済ませて、裏口から外に出ました。帰りは錦華坂を下りて帰りました。
錦華坂を下りていくと右下には、美術学院に通っていたころの松任谷由美さんのお気に入りの場所で、「白い朝まで」で歌われた錦華公園があります。

錦華公園の紅葉や銀杏の葉は赤や黄色に染まっていました。

神保町おさんぽ地図

神保町おさんぽ地図はこちら(PDF)

コメント

前後の記事@編集室だより

«
»

トラックバック

この記事のトラックバックURL
https://osanpo-jimbo.com/blog/staff/14125/trackback

「山の上ホテル-水出しコーヒー」へのトラックバック: