編集室だより

ランチョン

2015年 11月 17日by  島田 敏樹
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おさんぽ神保町の「古書店主の食べ歩き記」で、古書ビブリオの店主の小野さんが、ランチョンで食べている記事を読んで、行ってみたくなりました。

ランチョンは、明治42年創業の洋食店です。

4つ足(豚、牛)を食べなかった江戸時代から、明治後、欧風化が進み洋食がしだいに食べられるようになりました。
少し前に、「天皇の料理番」というテレビドラマがTBSでやっていました。明治生まれの主人公の篤蔵が、故郷の福井から東京に出て西洋料理のコックを目指していくお話しです。
ドラマで、篤蔵が、下宿している兄を訪ねて神田に来た明治37年頃、学生や会社員等も洋食を食べようになっていました。

そんな中、大学の街神保町でも、西欧化が進み、大学教授や学生も洋食を食べるようになり、ランチョンが神保町に創立するのです。

ランチョンは神保町駅A5の出口から出て、靖国通り沿いに進み、コックさんの人形が立っている建物があり、1階にメニューがでていて、2階に上っていくとありました。

お店に入ると、お店の中には、懐かしい昔の神保町の街の風景の写真や絵が、掛かっていました。

ランチョンは、昭和50年火事で焼失し新しく建替えられましたが、壁には西部劇に出てくるバーのような扉があった昔のランチョンの写真が、掛かっています。
また今では、窓の外から見える靖国通りの向かい側の所々しか残っていないドーマー窓の長屋も、11軒連なっていた1930年の建築時の姿の絵が壁に掛かっていました。

靖国通りが見える窓際の席に座り、メニューを見ると、オムライス、ハヤシライス、マカロニグラタン、エビフライ、ハンバーグ、スパゲティナポリタン、ポークカツの洋食屋の定番の料理の他
サーロインステーキー、エスカルゴ、仔牛のカツレツ、サーモンのムニエル等本格的なフランス料理もあり、
そして、ビブリオ古書店の店主の小野さんが食べられなかったビーフパイもありました。

オムライスと生ビール、ビーフパイを注文しました。

小野さんが行ったときと違い、まだ夜の7時位だったためか、ビーフパイはまだあります。

暫くすると、生ビールとビーフパイを持ってきてくれました。

ランチョンは、ビアレストランで、ビールの注ぎ方にもこだわっていて、生ビールは爽やかな味がします。

ビーフパイは英国文学の翻訳者の吉田健一さんが、時間がないときにも、早く食べれるようにと考案したものだそうです。
サンドイッチを考案したサンドイッチ伯爵を思い出しました。
ビーフパイを食べるのは、私もはじめてですが、コロッケのようなものを想像していましたが、パンのようなパイ生地の中にビーフシチュウが入っています。

吉田健一さんになったような気分でビーフパイをおつまみにして生ビールを飲んでいると、ウエイトレスさんがオムライスを持ってきてくれました。

ランチョンのオムライスはふわふわのオムレツに味わいのあるトマトソースがかかっています。

オムライスを食べたあと会計を済ませて店をでました。

小野さんビーフパイをお先においしく頂きました。申し訳ございません。

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