JARC本まつりinじんぼう〜トークセッション「本をめぐる冒険」編〜 |
||
2010年 3月 9日by こにたん | ||
コメント:1 トラックバック:0 |
JARAC本まつりinじんぼう、トークセッションに行ってきました!
ブックディレクター幅允孝さんとフリーライター永江朗さんの、私にとっては相当に豪華なイベントです(なのに入場料が500円。安い。)
冒頭から永江さんに、「”ブックディレクター”って肩書が胡散臭い。」と結構しつこく言われていた幅さん。
しかし、幅さんはぜんぜん胡散臭くはないと断固申し上げます。
今日のトークセッションから幅さんのお仕事をご紹介してみますと・・・
————————
その1:駿台予備校の本棚
受験と関係ない本を読む時間なんてものは一秒もないはずの東大を目指す予備校生向けに編集した本棚。東大の学生が発行しているフリーペーパーや、東大卒で活躍している方の著書を集めています。
————————
その2:病院の本棚「千里リハビリテーション病院
脳卒中のリハビリの患者さんたちに効きそうな本を集めた本棚。パラパラ漫画などは自分の手の動きがわかるので評判が良かったそうです。
————————
こんな感じで、いつもは本がない場所にあえて本棚を作ったりして、人と本とをさりげなく出会わせるためにさまざまな工夫をされています。
さて、最後に幅さんから永江さんに質問の手があがりました。
幅「肩書、ブックディレクターじゃなかったら、何がいいっすか?」
永江「・・・。『本の便利屋』とかじゃないの??」
幅さんが本の便利屋©永江朗と肩書を変える日が来ても、その仕事ぶりにはずっと注目してゆきたいと思います。
今年は国民読書年。本と人とがいろんなところで出会えますように。
とても面白いトークセッションでしたよね〜。
幅さんのシャイさと、永江さんの肩の力の抜け方がツボでした。
By 石川 Date 10/03/11 22:50