カレー部発足 |
||
2008年 10月 1日by 石川 | ||
コメント:0 トラックバック:0 |
カレー部のブログを始める前に、その発足の経緯をお伝えしたい。
私はカレーが好きだ。
神保町はカレー天国と、ウキウキしてしまう。
しかし、それが発足の理由なのではない。
それは、神保町の片隅にあるとあるひなびた喫茶店でのこと。
おさんぽ編集部の神田ライターこばえもんと撮影の打ち合わせをしていた。
その日もひょんなことからカレーの話に。
そして不意に彼女は言ったのだ。
「石川さん、カレーが好きなんですか?」
キラリとした大きな瞳からは、ちょっと小馬鹿にでもしたような表情まで伺える。
いつもの朗らかさが消えていた。
「食べられないわけじゃないけれど…なんかカレーって不思議な食べ物ですよね。スープでもないし、しかもご飯にかけるなんて」
そんな人に出逢ったのは初めてだ。
私は動揺を隠せない。
私は今までの生涯で「カレーが嫌い」だという人に2人だけ出逢ったことがある。
国民的な人気メニューのカレーを嫌いだなんて。私の中ではその人達は「変わり者」ということで片付けて生きてきた。(全国のカレー嫌いのみなさん、すみません。)
しかし今、目の前の彼女はカレーを「不思議な食べ物」だというのだ。
「嫌い」なのではない。
「不思議」なのだ。
しかし、私が真に驚いたのはその後の彼女のセリフだ。
「石川さん、カレー部作りましょうよ!」
はぁ!?
からかわれているのかなんなのか。
でもそう言う彼女の瞳には、いつもの朗らかさが戻っていた。
この不思議美少女に振り回されるのも悪くない。
とにもかくにも、私はカレーが好きだ。
そんなわけで始まったカレー部。
はたしてカレーは本当に、「不思議」な食べ物なのか。
いつかその答えがでるだろうか。
出なくてもいいけれど。