神保町ガイドツアー活動記

図書館コンシェルジュと巡る 神保町ツアー「森崎書店の日々」編②

2010年 12月 26日by  ばんちょ
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お待たせしました! 図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー「森崎書店の日々」編 後編をレポートいたします。
インタビュー後に、「著者・八木沢さんと一緒に巡る神保町ツアー」が開催されました。映画ロケ地のほか、八木沢さんお気に入りの場所にも足を運び、「森崎書店の日々」のルーツ、そして神保町という街にしかない魅力を知るツアーとなりました。神保町シアター支配人の細谷さんも一緒にツアーに参加してくださいました。

 ①俎(まないた)橋 

「まないた」という漢字は                    難しい!

 この橋から下流の日本橋川は、江戸時代から外濠として機能しており、その歴史は江戸時代までさかのぼります。

「まないた」のような木を一本使って作り上げたから、もしくは台所持ち(料理人)が住んでいた町だから、という理由で名付けられたと言われる橋。

森鴎外の『雁』にも登場する有名な橋です。

 
②九段下ビル

神保町をずっと                 見続けてきた建物

関東大震災後の東京復興を象徴する築83年のビル。テレビでもミステリーゾーンとして紹介されました。

モダンでハイカラだった当時のビルの面影をそのまま残しており、神保町の歴史そのものを感じさせる貴重なビルです。

ビルの中に入っている喫茶店「カリーナ」のナポリタンは絶品ですよ。

③ガードレール

神保町のガードレールには、「本の街」を象徴する羽根ペンのイラストなどが刻まれています。

ちなみに、小川町のほうに行くと、スポーツ店街にちなんでラケットが描かれていたりするんですよ。

④玉川堂

筆墨硯紙専門店の老舗。「南総里見八犬伝」を書いた滝沢馬琴もここで筆を買ったそうです!

⑤陽明堂武道具店

武道用具の専門店。青い壁が印象的な、風情を感じるお店です。

神保町にはこだわりの専門店が多数あります。

⑥松雲堂書店 ☆映画ロケ地・スタンプラリー箇所

映画にも登場した漢詩専門店。豆本という手のひらサイズの本に出会えます。

   

 

 ⑦山田ハケ・ブラシ

体を洗うブラシから犬・猫用のブラシまで様々なブラシを販売。手書きPOPも必見ですよ!

⑧@ワンダー  

映画の貴重なポスターやパンフレット、絶版新書を販売している書店。

近くにあるヴィンテージとともに、八木沢さんお気に入りの場所だそうです。

 

⑨アジアンギャラリー季節風/矢口書店/古賀書店 ☆森崎書店のイメージ

看板建築を楽しむことができる3店舗をご紹介。                                                                                                                                      

季節風はアジアの逸品に出会えるお店です。

矢口書店は、演劇や映画の戯曲・シナリオを販売しており、八木沢さんがよく足を運ぶそうで、実は森崎書店のイメージ作りのヒントにもなった店舗です。

音楽専門店の古賀書店も魅力あふれる店舗です。

  

⑩南海堂書店 ☆映画ロケ地

映画でも使われた、歴史・社会科学系学術書を取り揃えた書店。品揃え豊富で、貴重な書物に出会えます。

⑪神田古書センタービル ☆映画に登場する書物 

ひとつのビルにジャンルの異なる11店舗の古書店が入っているビル。映画の森崎書店に置かれていた書物は、

すべてこのビルの2階に入っている「中野書店」の書物だそうです。

ちなみに、同じく2階の「ボンディ神保町店」のチキンカレーは絶品。八木沢さんもボンディの愛好者だそうです。

⑫岩波ホール

神保町にある2館の映画館のうちの1つ。名作映画を上映するミニシアターです。

⑬さぼうる

老舗喫茶店。

有名作家やタレントも足を運ぶといい、ナポリタンが特に有名です。

神保町にはナポリタンを販売する店舗が多いので、ナポリタン巡りをしてみるのも面白いかもしれませんね。

⑭小宮山書店

文学・心理・哲学・歴史など様々なジャンルを扱っており、ショールームでは主に60~70年代に活躍したアーティストたちの買う品を多数展示。毎週末にはガレッジセール「コミガレ」が行われにぎわいます。

⑮神田伯剌西爾

小宮山書店からすぐの場所にある喫茶店。

いろりが置いてある和風な雰囲気の店内は、非常に落ち着き、珈琲の味が心と体に染み渡ります。

八木沢さんもお気に入りの場所だそうです。

⑯ボヘミアンズ・ギルド ☆ロケ地

画集や研究所のほか、2階のブックギャラリーには作家の自筆物や稀購本が置いてある書店。

珈琲(100円)を飲みながら本を選ぶこともできます。

⑰キントト文庫 ☆ロケ地

「森崎書店の日々」の原作にも映画にも登場する書店。

大正時代の国語の教科書が置いてあります。

⑱南洋堂書店

海外の建築家も訪れるという建築専門店。

映画で貴子を演じた菊池亜希子さんも、

大学で建築を学んでいたことから通っていたとか。

約1時間強、神保町という街を歩いた末についにたどり着いたのは「神保町シアター」(☆スタンプラリー箇所)!

神保町にあるもう1つの映画館、そして「森崎書店の日々」を上映していた映画館こそ神保町シアターです。神保町シアターでは、

支配人・細谷さんから、「街とは風景でなく、人である」という心に刻まれるお話をお伺いできました。

現在「小津安二郎の世界」を上映中ですので、皆さまぜひ神保町シアターに足を運び、街に触れ、人に触れ、映画に触れてみてください。

こうして幕を閉じたツアーでしたが、本当の締めということで最後に「森崎書店」跡地へ移動。

「森崎書店」のロケ地、実は、元々は倉庫だったんです。

跡地には撮影風景の写真が貼ってあったり、映画の「森崎書店」の雰囲気がそのまま残されていました。

八木沢さんも感慨深い眼差しで見つめていらっしゃいました。

映画の公開は終わってしまいましたが、原作を読んだり、ロケ地巡りをしてみることで「森崎書店の日々」の世界観をぜひお楽しみください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

神保町おさんぽ地図

神保町おさんぽ地図はこちら(PDF)

コメント

  1. 初めて投稿します。一昨日、映画「森崎書店の日々」を観てきました。日常的な映像やセリフ、空気感に自分が映画の中の一登場人物のような気になってしまうほど、そして、神保町の街の音もしっかり入っていて生活感が感じられる映画になっていてよかったです。大変心地よく観ることができ、心が和めました。

    石川恵子様 「おさんぽ神保町」のバックナンバーをお送りくださりありがとうございました。
    見ていると神保町を歩きたくなりますね。
    寄ってみたい本屋や気になる喫茶店があります。

    By 小管智子 Date 11/01/19 21:30

  2. コメントありがとうございます。
    そうか「森崎〜」はいま、全国ロードショー中で旅に出ているのでしたね。
    リアルに街が感じられる映画で、「なんだか本が読みたくなった」という人もいますし、ぜひ沢山の方に観てもらいたいです。
    バックナンバー届いたようで、よかったです。
    ぜひ、神保町に遊びにいらして下さい。

    By 石川 Date 11/01/24 11:06

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