編集室だより

ミロンガヌオーバ(活版コースターをゲット)

2017年 5月 28日by  島田 敏樹
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ミロンガヌオーバの前身のランボオは終戦(昭和20年)後間がない1947年(昭和22年)に、創業されます。

当時飲みに行くといえば、闇市の中の飲み屋で、焼酎やバクダンをあおるくらいでした。
そんな中で、ランボオは出版社によって創業され、小説家や芸術家のたまり場になります。

ドアを開けて、お店の中に入ると、野間宏。椎名麒三、梅﨑春生、植名雄高、武田泰淳といった作家の人たちがいました。戦後派(戦後新人としてデビューした作家)と呼ばれた作家の人たちです。
ランボウを訪れた学生時代の遠藤周作はそんな芸術家の集まる雰囲気に感激感動し、毎日通うようになりました。
ある日、作家の梅﨑春生に話しかけると、占い師のところに連れて行かれ、占い師に怠け者で作家にはなれないと占われます。
このことは、遠藤周作が「ぐうたら交遊録」に書いていました。

遠藤周作は、その後フランスに留学し、第3の新人として1955年(昭和30年)「白い人」で作家デビューします。
そのときはランボオはすでになく、タンゴの音楽の流れるミロンガヌオーバが開業していました。
神田すずらんまつりの翌日の日曜日ミロンガヌオーバに行ってみました。
祭りが終わり、神田すずらん通りは静けさを取り戻していました。

そんな神田すずらん通りの富山房の裏の通りにミロンガヌオーバがあります。
お店に着くと煉瓦造りのレトロなお店でした。
狭い入口を入ると中は広くアルゼンチンタンゴの音楽が流れるエキゾチックな雰囲気です。
店内には、バンドネオンが飾ってあり、レジの後ろには古いレコードと蓄音機が置いてありました。

お店は混んでいて、奥の部屋に通されました。

窓側の席に座りました。ウエイトレスさんがメニューを持って来てくれたので、ピザ・ミロンガとミロンガブレンドを頼みました。

暫くしてピザ・ミロンガを持ってきてくれました。
ピザは、サラミと卵が乗っている手づくのプレーンピザで、生地はパリパリというよりも、ふわふわした感じです。
ピザを食べ終わり、珈琲を持ってきてくれました。珈琲は炭火焙煎で、その場で豆を挽いて、創ってくれるので、時間がかかりますが、かなり美味しいです。

会計を済ませて、活版コースターを貰いました。ミロンガヌオーバの下の文字が、アルゼンチンタンゴのメロディのように右上がりに刻まれていました。

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