神保町在住?HON4946のメタボな日々

神保町名物 黄色い値札

2009年 2月 11日by  HON4946
コメント:0 トラックバック:0

神保町界隈を靖国通り沿いに九段下方面に歩いていくと、つい足を止めてしまう場所がある。それは、“黄色い値札”が目印の田村書店である。

田村書店の軒先には、芥川龍之介、川端康成といった小説の大家の全集が所狭しと並べられている。私は、芥川龍之介だったら蜘蛛の糸・羅生門、川端康成であれば雪国・踊り子が好きというようにすぐ代表作が思い浮かぶものの“特定の小説家にのめりこむほど好きでもない”程度の読者である。 その程度の読者であるので、今まで“全集”の類は一度も購入したことはない。

そんな私が、なぜ、田村書店で足がとまるかというと、風が強い日にはひらひらと舞うような“黄色い値札”に誘われつい見入ってしまうからである。

店の軒先は、“商品を雑然と天井に届かんばかりに陳列するドンキホーテ”のごとく、本が四方八方、うず高く本が陳列されたというより積み上げられている。このような光景は神保町以外では決して見られないだろう。 外国人にも魅力的なのか、観光客がこの店を背景に写真を撮影しているのをたびたび見かける。

田村書店では、全ての本に一冊ごとに短冊大の黄色地の紙に黒字で“芥川龍之介全集”、“川端康成全集5000円”のように値札を手書きでつけている。 もし、これが白地だったらさほど目立たないだろうし、ここが神保町ではなく新宿・渋谷といった”どぎつい色”にあふれた街であれば目立つこともないだろうし、足が止まることもないだろう。古本屋街といういわば“単色の町神保町”であればこそ黄色が目立ち、つい足を止めたくなるのだろう。

もしこれがオレンジ色だったら強すぎ、神保町の街の雰囲気から浮いてしまうような気がする。色彩のことはよくわからないが、黄色を選んだ店主はなかなかセンスがあるのではないか。

いつか、私がこの店で全集を買う時には、“値札はそのままにしてください”と言おうと思っている。

神保町おさんぽ地図

神保町おさんぽ地図はこちら(PDF)

コメント

前後の記事@神保町在住?HON4946のメタボな日々

«

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://osanpo-jimbo.com/blog/hon4946/2249/trackback

「神保町名物 黄色い値札」へのトラックバック: