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「日本一元気な市場」の秘密が明かされる? 映画『歌えマチグヮー』がこの夏公開!

2012年 7月 19日by  竹内みちまろ
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 ひと言で沖縄といってもさまざまですが、風土、歴史、そして住み暮らす人々の笑顔など、沖縄の魅力は語り始めると尽きません。旅行に訪れて忘れられなくなり、ついには移住したという話も耳にします。沖縄行きを繰り返す人をさして「沖縄病」なんて言い方をすることも。皆さんの周りでも、沖縄の話になると、急に表情が明るくなる人がいるのでは。

 今回は、そんな人たちにおすすめの映画をご紹介したいと思います。

 沖縄の人々は「市場(いちば)」のことを親しみを込めて「マチグヮー」と呼ぶそうですが、那覇にある「栄町市場(さかえまちいちば)」とそこに集まる人たちを記録した映画『歌えマチグヮー』(2012/監督・撮影・編集:新田義貴)が、8月25日から公開されます。

 栄町市場は、4000坪のアーケード街に120店舗がひしめく迷宮のような場所。しかし、市場ができたのは終戦後間もない1949年(昭和24年)。古い建物は築50年から60年。かつてこの場所には、222名が看護学生として動員され136名が帰らぬ人となったという「ひめゆり学徒隊」の母校がありました。

 映画『歌えマチグヮー』は、「日本一元気な市場が沖縄にある」という言葉が表示され、始まります。その言葉どおり、栄町市場のパワフルな人たちが登場し、中には、市場の活性化のためにCDまで出した3人組女性歌手グループ「おばぁラッパーズ」も。サングラスをした3人は、栄町市場の八百屋の看板娘、リサイクルショップ経営者、定年退職後も病院で週2回働いている看護師という顔ぶれ。6月から10月まで毎月一回、栄町市場で開催される「屋台祭り」で3人が熱唱する場面が映画の後半に登場しますが、「おばぁラッパーズ」は、最近では、音楽をメインに盛り上がる「屋台祭り」に留まらず、全国の商店街を飛び回っているとか。

 また、栄町市場の約60年の歴史の中では、大型スーパーの進出に押されて活気を失った時期があったことも紹介されます。しかし、市場の魅力と、集まる人々の思いの中から、復活へ向けた活動が生まれたそうです。

 どうして栄町市場には人が集まり、笑顔があり、歌と、踊りと、音楽が生まれるのか…、そして、そんな栄町市場の魅力とは何なのか…。『歌えマチグヮー』の中にそのヒントが隠されているかもしれません。もちろん、沖縄に引きつけられてしまう人にも、おすすめです!

『歌えマチグヮー』
監督・撮影・編集:新田義貴
出演:おばぁラッパーズ、もりと、栄町市場の皆さま・お客様
製作:2012/日本
時間:89分
公開:2012年8月25日から [シアター]イメージフォーラム(東京・渋谷区) ほか
公式ホームページ:http://utae-machigwa.com/

文責:竹内みちまろ
画像:オフィシャル提供


 

 

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