映画ポスターの個展『POSTER紙々の深き欲望・小笠原正勝ポスター群像』開催! |
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2012年 6月 4日by 竹内みちまろ | ||
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「エキプ・ド・シネマ」とはフランス語で「映画の仲間」の意。あわせて、岩波ホールで1974年から始まった、商業ベースに乗りにくい作品や、埋もれた名作を上映する活動の名称でもあります。
その岩波ホール「エキプ・ド・シネマ」のポスターデザインも74年の設立当初から手がけているデザイナーの小笠原正勝さんの個展『POSTER紙々の深き欲望・小笠原正勝ポスター群像』が、2012年6月15日(金)から17日(日)までと、22日(金)から24日(日)までの6日間、東京・荒川区のギャラリー「OGU MAG」で開催されます。
現在も日本の映画・演劇のポスターデザインの第一人者として活躍する小笠原さんのデザインの仕事に光を当てる今回の展示。原寸大のものに加え、作品を縮小し「群像」という形を利用して多くのポスターを展示。ギャラリーを、街角でポスターを眺めたり、ポスターを手に取り、またポスターと語り合える空間に演出しようというもの。
映画ファンの中には、小笠原さんがデザインした、『旅芸人の記録』(テオ・アンゲロプロス監督)や『股旅』(市川崑監督)などのポスターに思い入れがある人もいるかもしれません。6日間だけ現れる、デザインを通して語りかけてくる空間に、足を運んでみてはいかがでしょうか。
展示:『POSTER紙々の深き欲望・小笠原正勝ポスター群像』
内容:100点を超える映画・演劇ポスターデザインの展示及び販売
場所:「OGU MAG」東京都荒川区東尾久4-24-7
会期:2012年6月15日-17日、22日-24日、13:00~20:00
入場:無料
小笠原正勝:1942年生。デザイナー。映画ではゴダール、タルコフスキー、鈴木清順監督作品らのポスターを手がけ、演劇ポスターでも活躍中。小笠原デザイン[劇的体験]
『旅芸人の記録』(テオ・アンゲロプロス監督/1975年/ギリシャ)
『股旅』(市川崑監督/1973年/日本)
(竹内みちまろ)