映画の街・シネマクラブ

加藤登紀子さんが坂田監督と映画『沈黙の春を生きて』トークショー

2011年 9月 27日by  竹内みちまろ
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 歌手の加藤登紀子さん(67)が27日、東京・千代田区の映画館「岩波ホール」で、自身がナレーションを務める映画『沈黙の春を生きて』(2011/日本)の公開を記念して、同作の坂田雅子監督(63)と共に、トークショーを行いました。

 ベトナム戦争時、ゲリラの活動拠点壊滅らを目的に使用された枯葉剤の影響を取り上げた『沈黙の春を生きて』。同作の題名は、農薬など化学物質の危険性を、鳥の鳴き声がやんだ春として訴えた書籍『沈黙の春』(原題:Silent Spring/著者・米作家レイチェル・カーソン)からとっています。9月24日から10月21日まで「岩波ホール」で公開中。

 加藤さんは、坂田監督の前作『花はどこへいった』(2007/日本、岩波ホールにて『沈黙の春を生きて』上映期間中に限定公開)の時から坂田監督作品とのつながりが生まれ、今作でもナレーションを担当しました。

 トークショーでは、マイクを持った加藤さんは、「この映画をたくさんの人に見ていただきたいということの中で、これだけ私たちはたいへんなことをしてしまっていることと同時に、人間というものはたいへんに恐ろしい生き物だけれども、(映画の中で紹介されているように)こうやって命を、こんなふうに生きている人がいるんだ、そこに大きな愛情が生まれていることに感動しました」と同作を初めて観たときの感想を紹介しました。また、「こんなふうに枯葉剤がまかれたことは大きな罪ですし、それに加えて私たちは放射線という問題に向き合っています」と語りました。

 今年5月に福島県でコンサートを開いた加藤さん。「私たちも、福島の人々も、とほうにくれている」「私たちは、まだ、本当の恐ろしさと向き合っていない」と感じたことを紹介し、「闇が深ければ深いほど、光には敏感になると思います」「深い絶望の中にいる人には、ほんの少しの光でも、とっても明るい、とってもうれしい」と告げ、「どんなことがあっても命と結ばれているという歌を歌おうと思いました」などと語りました。

竹内みちまろ


 

 

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