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「ようこそ本の街、神保町へ!」 No1. うたたね文庫さん

2021年 12月 7日by  みずも
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神保町は言わずと知れた本の街である。私たちは自分の探している本を求めて書店を訪ねる。しかしここ神保町はたくさんの専門書店があり、一体どこを訪れていいか迷ってしまうことはないだろうか。本企画はそんな本の街、神保町の顔である書店を一軒一軒訪ね、この街の魅力とこれからをありのまま伝えようというものである。第一回目の取材はうたたね文庫、篠田英明さん(53)神田古書店連盟の広報を担当している。

取材で事務所を訪れると、そこには所狭しと堆い仏教関係の書籍の山が。20年ほど前に開業、“うたたね”と平仮名の店名はまだ当時は少なかった。以前はすずらん通りにも店舗をかまえていて2回の引っ越し行い、現在は店舗を構えず事務所で営業をしている。以前は自身が好きで心理学やプロレスの本も扱っていたのだそうだ。他店の扱わないものをそろえるというのも実際やってみると難しいところもあったという。主な得意先はお寺、仏教好き、大学関係者。一般的に本には再販制度というものがあるが、うたたね文庫さんで扱う書籍は一般書とはちがう特別なものが多い。価格は一律ではなく、相場をみながら商売の勘で決めているとのこと。高い本は実際見て買う人が多くコロナでも関係なく来る人はいると語る。

―古書店街の魅力は?

言い尽くされた感はあるがひとつのお店で見当たらなくても文学、美術、ポップカルチャーなど様々な本があって一日で回るのはむずかしいけれどここに来れば何かしら見つかる、街全体が本のデパートというところ。電子書籍もいいが何回もスクロールしないといけないし、年齢とともに読みにくさも感じる。仏教書の写本など、そこにしか書けない細かい文字、時間が経っても色あせてない紙の風合い、一筆書きで間違いが許されない。たとえば口伝の祈祷のしきたりなどもリアルに描きとっている写本も見せてもらい(写真)、電子書籍には出せない紙ならではの味わいが伝わってくる。

―これからの神保町

とにかくコロナが落ち着かないとしょうがない、通常の営業にもどっていない。来年の古本祭りについて千代田区は前向きのようだが、果たして開催されればいいが・・・

あとは、神田古書会館の地下で(金、土)即売会やっているがこれがほとんど告知されていない。来ている人の9割が65歳以上で、これからも続けていくことを考えるともっと若い人にも来てほしいと語ってくれた。取材後、実際に近くの古書会館に行ってみると来ている人は高齢者が目立ち、知る人ぞ知るという販売会の雰囲気。こうした催しが定期的に行われているのは神保町ならではと思うと確かに可能なかたちでもう少し広告を出してもいいのではないだろうか。

―筆者の実家もかつて書店を営んでいた。書店は文化、教養を支える縁の下の力持ち、と考えている。コロナ禍のいま、本の街神保町を支えします!

―最後に一言

仏教書の和本、写本はご相談ください。

うたたね文庫 篠田さん、ありがとうございました。

取材日 2021.12.4 ライター:みずも

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